お知らせ

開発実績 2025年07月15日

サポート切れになる前に、先に備える|大規模物件検索システムを PHP 8.3・Laravel 11 へバージョンアップしました

「いつか何かが起きるかもしれない」――そんな“もしも”に備えて、問題が起きる前にバージョンアップを行いました。

システムが動いている間は、古さによる問題はなかなか見えません。でも、サポートが終了した環境では、新たな脆弱性が見つかっても修正版は提供されません。

火事が起きてから消火器を探すのではなく、先に備えておく。そんな想いでのご依頼でした 🧯

約20,000件の大規模サイトを、最新の基盤へ。

今回対応させていただいたのは、アクティブ物件数が約20,000件という大規模な検索サイトと、その裏側を支える管理システム一式のバージョンアップ対応です。PCサイト・スマホサイト・管理サイトの全ページが対象です。

  • 約20,000件アクティブ物件数
  • 全ページPC・スマホ・管理サイト
  • PHP 7.0 → 8.3言語のバージョン
  • Laravel 5.5 → 11フレームワークのバージョン
家の前で、不動産の担当者が笑顔で物件を案内しているイラスト

サポートが終了していたPHP 7.0・Laravel 5.5の環境から、セキュリティ・パフォーマンス・拡張性を見据えて、思い切って最新のシステム基盤(PHP 8.3・Laravel 11)へアップデートしました。

サーバの切り替えや移行作業のサポートをさせていただき、リリース後も大きなトラブルはなく、すべての機能が問題なく正常に稼働中です。

リリース後も大きなトラブルなし。すべての機能が正常に稼働中です 👏

“気づかれにくいけど、すごく大事”なアップデート。

正直、こういう大規模なアップデートや移行というのは、すごーく気を使うんですが…。リリース後に「問題なく動いてる!」ことを確認した瞬間は、それ以上に感動するものです 🥹

見た目・使い勝手

大きくは変わらない

中身(システムの基盤)

がっつり最新化

こういう“気づかれにくいけど、すごく大事なアップデート”がちゃんと形になって、違和感なくスムーズに動いている…というのは、裏方としては本当にうれしいんです。

小さな改修とは違って、こうした全体に関わるアップデートには、地道な作業が山ほどあります。

  • 事前準備
  • 影響確認
  • テスト

だからこそ、無事にリリースできた時の安堵感と達成感は、何度味わっても格別です 🎉 すごくやりがいあるんです。

打ち合わせ中のメンバーが、資料とノートパソコンを囲んで笑顔で話しているイラスト

そして何より、そんな大切な作業を私たちに任せていただけたこと。本当にうれしく、ありがたい気持ちでいっぱいです 🙇

「安心して任せられるパートナー」と思っていただけたことが、この仕事をしていて一番うれしい瞬間かもしれません。

技術的アップデート内容

1PHP・Laravelを、1段階ずつ最新へ

PHP 7.0.31・Laravel 5.5.50から、PHP 8.3・Laravel 11.xまで引き上げました。一気に上げるのではなく、次の8つの工程に分け、1段階ごとに動作を確認しながら進めています。

PHP7.0 → 8.3
  1. ①7.0 → 7.4
  2. ②7.4 → 8.3
Laravel5.x → 11.x
  1. ①5.x → 6.x
  2. ②6.x → 7.x
  3. ③7.x → 8.x
  4. ④8.x → 9.x
  5. ⑤9.x → 10.x
  6. ⑥10.x → 11.x

1段階ずつ上げることで、不具合が出ても「どの更新が原因か」を切り分けやすくなります。大規模なシステムでは、この切り分けやすさがとても大切です。

2事前調査で、影響範囲を洗い出し

作業に入る前に、PHPの移行ガイド(7.1〜8.3)とLaravelのアップグレードガイド(5.6〜11)に載っている変更点を、すべて調査の対象にしました。

  1. 洗い出す変更点にあたる記述や関数の利用状況を、ソースコード全体で検索(Grep)して洗い出す
  2. 確認する見つかった箇所を一つずつ確認し、処理への影響を判断する
  3. 検討する影響がある場合は、改修内容を検討する
  4. 特定するLaravelの更新に合わせて、更新が必要な依存パッケージを特定する
ソースコードを見れば分かるもの事前調査で見つける
実際に動かさないと分からないもの各段階の動作確認で見つける

このように役割を分けて進めました。また、すぐには動作に影響しない「非推奨」の記述も、今後の保守性を考えて、可能な限り改修しています。

3アプリケーション基盤の刷新

主要フレームワークの大規模バージョンアップに伴い、記述の互換対応や構造の見直しを実施。日付ライブラリ「Carbon」も1系から2系へ移行し、仕様の違いに合わせて必要な箇所を調整しました。長期的な保守性とパフォーマンスを考慮したコードベースへ最適化しています。

4データベースバージョンアップに伴うアプリ側最適化

バージョン差による構文やクエリの挙動を調査し、アプリケーション側での互換対応・最適化を行いました。

5サーバ切り替えに伴う支援・動作検証

サーバ移行作業はインフラ会社様にお任せしましたが、私たちは切り替え手順の確認や影響調査、事前テスト・動作検証を担当。スムーズな切り替えをサポートしました。

6ログ・例外処理の最適化

運用中に発生しがちなエラーパターンを洗い出し、ログ出力や例外ハンドリングを強化。調査性と安定運用を両立しています。

システムの安定稼働と、将来を見据えた技術基盤づくり。

その両面から、しっかりとサポートさせていただきました。

今後も継続的な保守・改善を通じて、お客様のビジネス成長を支えてまいります!

CONSULTATION

最近は、こうしたシステムのバージョンアップや環境移行についてのご相談も増えてきています。

  • 「古いままのシステムでちょっと不安…」
  • 「そろそろ最新環境に移行したいかも…」

そんな時は、ぜひお気軽にご相談ください。しっかり調査して、今後を見据えたアップデート、バージョンアップをご提案します!

もちろん、リリース後の保守・運用まで、私たちが責任を持ってサポートします。

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